小さい時にこの時期になると、よくTVで寅さんのCMが流れてました。

映画はカッコいい人の出る者と思っていた私には「何でこんなどこにでもいるおじさんが主人公で人気あるんだろう?」と不思議で仕方ありませんでした。 



私が20歳の誕生日の日に渥美清さんはお亡くなりになります。

それまで前人未到の記録を打ち立て続けてきたシリーズは全てここから始まりました。



1969年公開の映画と言う事で当然ですが、携帯どころかパソコンすらありません。

いや、アスファルトの道は都心部だけだったような気さえします。

こういうギャップを感じる為に私は昔の日本の映画をよく見たりします。
別にネットやスマホがなくても不自由にせず生活してます。そう言うものを考えもしなかったからですね。縄文時代の人がテレビが見たいなと思わないのと同じです。

紅白歌合戦と同じでマンネリの宝庫の本シリーズ。

すべてがここから始まってると思うと、面白いですよね。 
登場シーンの寅さんはジャケットきちんをボタンしてますしw
たんご屋に帰ってきても最初なので、おいちゃんもおばちゃんも「あのバカ」って言わずによく来たなと言う感じですw
前田吟の若さも半端ないです。。。「渡鬼」から知った私には殴られたような感じさえしますw


ストーリーはシンプルで妹・さくらの結婚を巡って寅さんがやらかしたりしつつ、マドンナにフラれてしまうと言うその後に続く雛形とも言える話です。

それにしても啖呵を切る渥美清の歯切れの良さ。
ジャニーズのタレントなどにできるでしょうか?
浅草芸人と言う事もあるのでしょうが。

大学の時、「教育論」と言う講義で教授が寅さん好きでよく話に出てましたが、昭和の人情と言うのが特筆すべき点ですね。
寅さんの事をどんなにバカバカ言っても決して見捨てないわけですね。憎めないキャラもありますが、今みたいに人間関係をブツっと切ったりしません。
ネットで繋がるようになると人間関係は希薄になりがちですが、ある意味で狭い社会での関係性なので見捨てられない反面、おせっかいですよね。リムーブしたからハイ終わり、と言うわけにはいきません。

まだ佐藤蛾二郎の頭もモジャモジャしてませんw
笠智衆も背筋が伸びてます。。。


どうして日本人は「人情」を置き忘れてしまったんでしょうね?

ネットで想像もしない人と繋がれる時代ですが、やはりベースにしておきたいのは寅さん映画における人間関係ですよね。根無し草と言いつつ、帰る所があるわけじゃないですか。

切なくも爽快な良き日本映画です。


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KDP作家 加藤 一友

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